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ポータブル電源

ソーラーパネルとポータブル電源の組み合わせ方——出力と端子の合わせ方

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a metal gate in a park Photo by Newpowa on Unsplash

ソーラーパネルとポータブル電源の組み合わせ方——出力と端子の合わせ方

在宅避難の備えとしてポータブル電源を用意したあと、多くの人が次に考えるのがソーラーパネルとの組み合わせだと思う。停電が数日単位で続いた場合、蓄えた電気を使い切ってしまえばそれで終わりだが、ソーラーパネルがあれば日中の充電によって電気を継ぎ足すことができる。ただし「とりあえず売れ筋のパネルを買えば動く」というものではなく、出力と端子の相性を確認しておかないと、思ったように充電できなかったり、そもそも接続できなかったりすることがある。この記事では、その組み合わせ方の基本を整理してみたい。

ソーラーパネルとポータブル電源、まず何を確認すればいいのか

組み合わせを考えるときにまず見るべきは、ポータブル電源側の「ソーラー入力の上限」という項目だ。製品の仕様表には「ソーラー充電:最大◯◯W」といった記載があることが多く、これがそのポータブル電源が太陽光からどれだけの電力を受け取れるかの上限になる。ここを見落として、上限を大きく超えるパネルを買ってしまうと、パネルの性能を活かしきれず宝の持ち腐れになってしまう。逆に上限より小さすぎるパネルだと、フル充電までの時間がかなり長くなり、天候によっては一日では終わらないということも起こりうる。

次に確認したいのが入力電圧の範囲だ。ポータブル電源には「入力電圧◯V〜◯V」という指定があり、ソーラーパネルの出力電圧がこの範囲に収まっていないと、そもそも充電が始まらないか、安全のために出力が制限される仕組みになっている製品が多い。パネル単体の枚数を増やして直列につなぐと電圧が上がっていくため、複数枚構成を検討する場合はここも合わせて見ておく必要がある。公式サイトの仕様表やマニュアルに記載があるので、購入前に一度目を通しておくと安心だ。

出力(ワット数)はどう合わせる?大きすぎても小さすぎても困る理由

ワット数の合わせ方について、よく見かける考え方は「ポータブル電源の最大ソーラー入力に近い、あるいはやや下回るパネルを選ぶ」というものだ。たとえば最大ソーラー入力が200Wの機種であれば、100W〜200Wのパネル、もしくは100Wパネルを2枚組み合わせて合計200W程度にするという構成が紹介されていることが多い。

ここで気をつけたいのは、パネルの「定格出力」はあくまで晴天時・直射日光下での理想値であるという点だ。実際にはパネルの角度、雲の量、設置場所の影、気温などの影響で、公称値通りの出力が出続けることはあまりない。レビューサイトや購入者の声を見ても、実際の発電量は公称値の6〜8割程度になることが多いという指摘が目立つ。そのため、最大入力ちょうどのパネルを選ぶよりも、多少余裕を持たせた構成にしておくと、天候が悪い日でも充電が進みやすいという考え方もある。

一方で、パネルの合計出力がポータブル電源の上限を大きく超えている場合、超えた分の電力は単純に切り捨てられる形になり、パネルの価格に見合った効果が得られない。パネルを追加購入する前に、必ず手元のポータブル電源の仕様を確認し、上限に対してどのくらいの余白があるかを把握しておくのが無駄のない選び方だと言える。

端子の種類と変換の注意点

ソーラーパネルとポータブル電源をつなぐ端子にはいくつかの種類があり、これが合っていないと物理的に接続できない、あるいは変換ケーブルが別途必要になることがある。代表的なのは太陽光発電の業界でよく使われる丸型の端子と、家庭用の据え置き型パネルなどで使われる別規格の端子だ。ポータブル電源メーカーが自社で販売しているパネルは、そのメーカーの機種に合わせた専用端子になっていることが多く、この場合は変換の心配なくそのまま接続できる。

一方で、他社製のパネルや汎用のソーラーパネルを組み合わせたい場合は、変換ケーブルの有無を事前に確認しておく必要がある。公式の対応表やQ&Aページに互換性についての記載がある製品もあるので、購入前に目を通しておくと失敗が少ない。特に折りたたみ式の携帯用ソーラーパネルは端子の規格がメーカーごとに異なることがあり、レビューでは「届いてから端子が合わず変換ケーブルを追加で購入した」という声も見られる。組み合わせを検討する段階で、端子の形状と変換ケーブルの必要性まで含めて確認しておくと、届いてから慌てることがなくなる。

充電関連の周辺機器としてソーラーパネル 変換ケーブルを一緒に見ておくと、端子の違いによる接続トラブルをあらかじめ避けやすい。

メーカー別に見る組み合わせのしやすさ

メーカーによって、ポータブル電源とソーラーパネルの組み合わせやすさにはやや傾向の違いがあるとされている。たとえばBLUETTIは自社製のソーラーパネルをポータブル電源とセットで展開しており、対応表も公式サイトに用意されているため、同じメーカー内で組み合わせを完結させたい人には選びやすいという評価がある。BLUETTI公式サイト

EcoFlowも同様に自社パネルとの組み合わせを前提とした製品展開をしており、レビューでは「専用パネルなら設定を気にせず接続できた」という声が見られる一方、他社製パネルとの組み合わせについては端子や電圧の確認が必要という指摘もある。EcoFlow製品を検討する場合は、公式の対応情報を確認したうえでEcoFlow ソーラーパネルを候補に入れてみるとよいだろう。

なお、これらは価格や取り扱い状況が時期によって変動するため、購入前に最新の在庫状況や価格を各販売ページで確認することをおすすめする。

実際の組み合わせ例で考える容量と枚数の目安

ここまでの内容を踏まえて、容量ごとにどのくらいのパネル構成が検討されているか、一般的に紹介されている目安を整理してみる。容量500Wh前後の小型ポータブル電源であれば、100W前後のパネル1枚で日中数時間かけて充電するという使い方が想定されており、スマートフォンの充電や小型ライトの電源確保程度であれば十分という声が多い。

容量1000Wh前後になると、パネルも200W前後、あるいは100Wを2枚という組み合わせがよく紹介されている。冷蔵庫の一時的な稼働や複数の家電を回したい場合は、この程度の容量とパネル構成を目安に考えている人が多いようだ。

さらに容量2000Wh以上の大容量モデルになると、パネル400W以上、あるいは複数枚の並列・直列接続が前提になってくる。この規模になると設置スペースや持ち運びの手間も無視できなくなるため、ベランダや庭にどの程度パネルを広げられるかも合わせて検討する必要がある。停電時に折りたたみパネルを窓際やベランダに展開する想定であれば、折りたたみ ソーラーパネルのようなコンパクトタイプが選ばれやすい傾向がある。

まとめ

ソーラーパネルとポータブル電源を組み合わせる際は、まずポータブル電源側のソーラー入力の上限と対応電圧を確認し、それに見合ったワット数のパネルを選ぶことが基本になる。パネルの公称出力はあくまで理想値であり、天候や設置環境によって実際の発電量は下がるという点も踏まえて、多少余裕のある構成を考えておくと安心感がある。端子については同一メーカーであれば専用設計でそのまま接続できることが多いが、他社製パネルを組み合わせる場合は変換ケーブルの要否を事前に調べておきたい。容量や用途に応じたパネル枚数の目安も紹介したので、自宅の設置スペースや想定する使い方と照らし合わせながら、無理のない組み合わせを検討してみてほしい。

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